去る9月25日(水)、東京・経団連ホールにおいて低線量放射線影響に関する国際シンポジウム「低線量生物影響研究と放射線防護の接点を求めて」が(財)電力中央研究所低線量放射線研究センター主催のもとに行われました。

  ここでは、2名の講演内容と、会場とのディスカッションの要旨をご紹介致します。なお、当日のプログラムは以下の通りです。

 

プログラム

 講演1
放射線防護における低線量放射線研究の位置付け −現状と将来−
 Roger Cox  国際放射線防護委員会(ICRP) 第1委員会委員長
 講演2
放射線防護における個体レベルの研究と重要性
 松原 純子  原子力安全委員会委員長代理
 講演3
わが国における低線量研究の最近の成果
 酒井 一夫  (財)電力中央研究所低線量放射線研究センター上席研究員
 講演4
放射線発がんにおける線量・線量率効果
 野村 大成  大阪大学大学院医学系研究科・放射線基礎医学講座教授
 講演5
放射線発がんへの遺伝子の不安定性のかかわり合い
 渡邉 正己  長崎大学副学長 薬学部教授
 講演6
低線量放射線に対するマウスの適応応答:放射線防護の中での位置づけ
 Ronald E.J. Mitchel  カナダ原子力公社チョークリバー研究所放射線生物学・保健物理学部門長
 講演7 放射線発がん機構の解明と放射線防護における意義
丹羽 大貫 京都大学放射線生物研究センター長 教授

 総合討論


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