物理学者でありながら、数多くの随筆を残した寺田寅彦の言葉に「ものを怖がらな過ぎたり、怖がりすぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなか難しい」という言葉があります。多くの人に、放射線が必要以上にこわがられているのはなぜでしょうか。それは放射線を受けると「がんになる」、「遺伝的なリスクがある」、「胎児に危険がある」と思われていることが主な理由でしょう。
ここでは、受けた放射線が少しならば、そのような心配は必要がないという話をしていきます。